「象眼の図書館」で、「アバターの封印」を解いた「ジオヴァーナ」
「アバター」が入って居たと思われる棺には、焼け焦げた本が、1冊あった。
唯一読めたのは、「アストラルで眠」と言う文字。
「ジオヴァーナ」は、「象眼の図書館」で書物を漁りつつ、召喚したネコ達の力も借りて、「アストラル階段」を見つけ出した。
聞いた事のない時代や世界の事が記された、禁書や古代書が収められている、不思議な空間。
「ジオヴァーナ」が探索をしていると、「アバター」の棺から見つけた、焼け焦げた本が宙を舞い、とある本棚に誘導を始めた。
仄かに「薔薇の香り」がする、1冊の本。
「ジオヴァーナ」が手に取ると、少しばかりの魔力が吸い取られ、ページは開かれた。
王族である彼女の影は、46番目の扉の向こうに横たわっている。
「ジオヴァーナ」は、ネコ達を呼び集め、「アストラル階段」の奥へと、進んでいった。